最近はなぜかコーチングに興味をひかれるので、Kindleに入っていた本を読みました。
上司部下の関係で、上司が部下の話を聞いている時間が長いということは、コーチングにおいては意味をなさない旨の指摘がありました。
下記に示されているように、「質」に着目しなければならないということのようです。
「聴くこと」というのは時間ではなく「聴き方の質」が問われることなのです。
1167/3053 6 聴くことと信じる能力
話し手の話に集中して聴くことについて書いてありました。相手の話を聴きながら別のことを考えたり、自分軸の意見を思い浮かべることはよくないとの指摘でした。相手軸でしっかり聴くというのは、かなり訓練がいると感じます。
ポイントとなるのは、「安心」「信じる能力」「全部聴く」「促すことと信じる能力」です。
1215/3053 6 聴くことと信じる能力
一般論でまとめたり、個人としてみていない発言をする上司が多いとのことでした。上司でなくとも、人のやる気を奪う場面は多くあると思います。自分を振り返って、気をつけていきたいと感じます。
さて、このワークで最多出場回数を誇る「やる気レベルを下げる上司」とは、「話を聞かずに評価する」というひとたちでした。同じくらい多いのが、「責任を転嫁する」「自分のやり方を押し付ける」というものです。
1657/3053 9 コーチングを妨げているもの
コーチングの目的は、コーチを受けている方の行動につながることなので、下記のアドバイスは参考になりました。
具体的に写真として脳裏に浮かぶように聴くというのが、素晴らしいと感じます。絵として物事を見ている私にはぴったりのアドバイスだと感じます。
「もしプロジェクトが上手くいったら、どんなところで祝杯をあげると思いますか?」ではなく、ビジュアライズのときは、すでにそれが手に入った状態で話すのです。つまり「プロジェクトの成功おめでとう。どこで祝杯をあげましょうか?」という訊き方をするということです。
2078/3053 10 達成目標のビジュアライズ
下記はコンサル技法と同じだと思いました。
現状とありたい姿のギャップが、解決すべき課題と見ますが、コーチングでも同じフレームワークを使うのだと気づきます。
コーチングの構造は足し算と引き算で組み立てていきます。「なりたい状態(目標)-現状=取り組むべき行動」なのです。言い換えると、「現状に何(行動)を足していけば目的地(目標)にたどり着けるか」です。
2672/3053 14 コーチングのストラクチャー(構造)
興味を持っている話題なので、さくさく読み進めることができました。