以前購入していた本を個室において、ぼちぼち読み進めました。
100の経営モデルが数ページずつ書かれており、モデルごとに読み進められるのが良い点だと思います。それぞれ通説と真説として比較して説明されていました。
著者が書いてあることは、その通りと思うこともあれば、それはどうだろうと思うこともありました。それぞれが経験している環境などが異なるためだと思います。考えるための切り口として活用すると良いと思いました。
概ね書かれているのは、CSVの考え方や、志(パーパス)や共感が大切というところが大筋のところだと感じました。また、根本にあるのは日本企業がうまくやってきたことを、欧米が真似るように変わってきているので、株主資本主義は良くないというところだと感じました。
トヨタさんがアメリカのスーパーマーケットに訪れて、カイゼンを生み出したなどと聞きます。海外の異業種の事例から学びを得たということだと思います。その後、トヨタの方法をアメリカ企業が学び、リーン生産方式を生み出したということも聞きます。さらにアジャイルという考え方に発展してきたと思います。
日本が正しい、海外が正しいではなく、自社が他と戦える場所で愚直に仕事するということが勝ち筋になるのだと考えます。また、一旦成功した場合は、成功のプロセスは水平展開して関連分野でも成功することと、非連続の変革に備えて余裕を持っておくことが大切なのだと感じます。
各々のテーマが数ページずつまとめられているので、頭の中を整理しながら読むのに便利でした。