この本も積読していたものを読みました。
コンプリートなのかわかりませんが、さくさく読める本でした。
実際は、さくさく読むのではなく、手を動かして考えることが求められているのだと思います。
下記は読んでいてその通りだと思いました。経営者でも雇われている者でも、ビジネスパーソンとしては、「自ら」にこだわっていないといけないのだと思います。
“ビジネスパーソン”とは、自分で商売を見つけ出し、自分でビジネスを生み出していける人をいう。自力で課題を見つけ出し、自力で目標を設定し、自力で解決していく人だ。たとえ企業の中にいても、自分の才覚で商売する。
147/3586 序章 戦略思考であなたの付加価値を高めよう
単純に仮説とするだけでなく、分類しているところは私の好みでした。大枠で捉えることは大得意ですが、実際に課題解決していくためには、分類しそれぞれに手を打っていく必要があります。
なお、仮説には“ここが悪いんじゃないか?”という原因の仮説と、“こうすればいいんじゃないか?”という打ち手の仮説の2種類がある。
1127/3586 第3章 基礎トレーニング2 右脳で仮設の手がかりをつかむ
下記はよい説明だと思いました。
変えられない過去や今までに焦点をあてるより、帰られる可能性のある未来に焦点を当てるというのは、その通りだと思います。
戦略を立てる際は忘れないようにしなければならないと感じます。
仮説を立てるには未来に焦点を当てよう。“今まで、または今こうだから(ASIS)こうなるのだ”ではなく“将来こうしたい・なりたい(TOBE)から、こうすべきだ”と考えよう。
1249/3586 第3章 基礎トレーニング2 右脳で仮設の手がかりをつかむ
下記は養成課程で学んだ際にも、常に頭の片隅に置いていたものでした。ヒアリングに限らず、相手の時間を奪っているという意識を持っておくことは大切だと感じます。
時間を奪っていることがダメなのではなく、時間を有効に使うことに集中することが求められていると思います。
ところで、ヒアリングは相手の貴重な時間を使わせてもらうわけだから、やり直しはきかない。しっかり準備を整えて臨もう。自分の仮説を持たずにヒアリングをするなど厳禁だ。
2369/3586 ●上手なヒアリングで、仮説を引き出そう
ビジネスを考える際には、常に頭に置いておき、常に振り返ることが求められる内容だと思います。
まずは以下の5W2Hに簡潔に答えられるだろうか?
・Why:なぜこの結論を実施するのか?
・What:一言で言って何をするのか?
・Where:どの市場セグメントを対象にするのだろうか?
・Who:どんな組織が担当し、誰が最終責任を負うのか?
・When:どんなスケジュールで展開するのか?
・How:どんなビジネスモデルまたは実行プロセスとなるのか?
・HowMuch:結果としていくらの収益を達成するのか?
2592/3586 ●実戦にすぐ移せる解決策を作れ
フレームワークを単に利用するだけでなく、戦略思考を使っていきましょうという本でした。私としては、個人プロジェクトを考えるヒントを得た本になったので感謝しています。