診断士に登録する前から関わる機会をいただいている案件になります。商店街の打合せ場所までうかがい、報告会に参加しました。時折、大粒の雨が降る感じでしたが、移動中は雨の被害は受けませんでした。
複数年にわたり、同じ切り口で継続調査することで、変化の芽を発見する機会に恵まれます。今回は、過去から考えられてきた仮説と現実に差異があることが発見されました。差異を知ることにより、意味のある対策を行うことができます。
来年度に関してもリクエストなどをいただいたので、今後についても貢献できればと思います。
今回は報告会の後に、学会発表がありました。内容としては、私の生息する世界の内容だったので興味深かったです。
直接学会発表の内容とは関係しませんが、DX領域のとらえ方については、前々から疑問に思っていることがあります。
国の資料では、①アナログ、②ペーパレスなどのデジタイゼーション、③データ利活用ができるデジタライゼーション、そして④企業変革を伴うDX、と進むとされています。
個人的な感覚からすると、①から③まではつながっており、カイゼンを中心とした生産性向上や省人化、コストダウンの話だと考えます。一方で、④DXは全く異なるもので③から④に移行するものではないと考えます。
④DXの成功例としての事例をよく目にすることがありますが、③から④ではなく、0から④、もしくは直接④として成功しているように思います。SaaS型企業などを想定すると、①から③の世界は飛び越えて④に出ているように思います。
結果論としての④の成功を事例として、③からジャンプアップさせようとしても、うまくいかないと感じます。現在もDX案件に関わっていますが、自分なりの考えを持って顧客と伴走していきたいと思います。