行ってみたといってもオンラインなので、参加が楽なのが良いところです。「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2021 オンライン」は5月末から7月末まで長期間開催されているので、のんびり参加することができます。
さて、興味深かったのがマッキンゼーのドミニクさんが講演していた「自動車業界におけるネクストノーマルの展望」です。他にも様々な講演が登録されているのですが、興味を持ったのはこの講演でした。一週間おきに視聴できる講演が変わるので、興味があるものは時期を逃さないようにしないといけないのがネックです。
興味を持ったのは、本業に関する領域の話だったことがあったためです。グローバルでの自動車メーカーの状況を表していたと思います。
特にヨーロッパやアジアの特定地域においては、内燃機関との比較でEVへの取り組みが肝になっているということが示されていました。それに伴って、ヨーロッパに主軸を置く自動車メーカーはEV向けの投資を加速しているということだと思います。一方で、EVに注力すると収益性は悪化するので、我慢比べなのだろうと想像します。講演の中では損益分岐点付近にポイントが集中しており、儲かっていないことが示されていました。
自動車の使用者という観点からは、EVの航続距離が短いことがネックとする声が大きいことが示されていました。驚くような内容ではないのですが、日々そんなに遠出しないのに距離をネックとしているという点が面白いと感じました。
また、面白いと思う講演があれば見てみたいと思います。