メタバースとは何か ネット上の「もう一つの世界」

メタバース、Web3、ブロックチェーンなど新たなビジネス領域を狙って、さまざまなプレーヤーが参入してきています。数カ月前に講演の資料として購入していました。結局、講演後時間がたってから読むことになりました。

さて、この本で下記のところが参考になりました。世界的にはイメージ化されたでデジタルツインのようなものと捉えられている。日本ではアニメの異世界のようなものと捉えているということだと理解しました。

メタバースは、まだ辞書には載っていない言葉だが、辞書的な定義を書けば「サイバー空間における仮想世界」になるだろう。
(中略)
ここで言う「仮想世界」をどう捉えるかで、メタバースの印象は180度違ったものになるだろう。
(中略)
というのも、一般的にはVirtual Realityは現実そっくりを志向するものだからである。日本語の訳としては、ひょっとしたら疑似現実がいいかもしれない。

P14 プロローグ メタバースとは何か?

ビジネスでxR関係に関わっていました。ビジネスで考えるとARやMR技術が向いていると考えます。一部、デザイン領域ではVR技術も活躍の場があると考えます。
世の中で言われているメタバースでは、HMDを被って使うことが一般的なイメージだと感じます。よって、VR技術を使うことが前提になっているように感じます。
私はどちらもメタバースと捉えていますが、恐らく広義のメタバースと捉えたほうが伝わりやすいのだと感じました。

当面のビジネスでは現実世界を拡張して活用する領域でAR、MRが主流で活用されると考えます。一方で、ゲームを含んだエンターテインメント領域ではVRが主流で活用されると考えます。また、SNSの拡張が進むことでエンターテイメント領域と融合が進むのだと考えます。

ミラーワールドがスマートグラスを使うのに対して、メタバースではVRヘッドセットが重要な役割を果たすのが対照的です。

P252 エピローグ

この本ではミラーワールドは、デジタルツインとリアルが相互作用するものとしています。メタバースは狭義の現実と切り離された別世界を指しています。
ですから、ミラーワールドではシースルーで現実世界を見ることのできるスマートグラスが使われ、別世界で没入感が重視される狭義のメタバースではHMDが使われるということだと理解しました。

技術的な内容の解説ではなく、世界観をわかりやすく説明してくれている本でした。私はゲームをしないのでいまいち理解が進まない部分もありましたが、このような考え方や志向があることが理解できました。

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