稲盛和夫の実学-経営と会計


大学院の先生から薦められていたこともあり、今まで敬遠していましたが、読んでみました。

内容は会計の本というよりは、正直に経営することを推奨している本だと感じました。
ライフネット生命にいた出口さんがお話される内容に近いものを感じました。

第六章 採算の向上を支える【採算向上の原則】
1 時間当り採算制度とは
時間当り採算とは、この「売上を最大に、経費を最小に」という経営の原則を実現していくために、売上から経費を差し引いた「差引売上」という概念を考えたことから始まった。

この部分はなるほどなと思いながら読みました。要は一人当たり付加価値にブレークダウンしておくことで、従業員一人一人の目標にも、組織としてのマネジメントにも使えるということだと思います。
一方で従業員が付加価値目標をクリアしていこうという意欲を持つためには、会社のビジョンもさることながら、経営者の人となりが重要であることに気づきます。
従業員からすれば、「なぜ、あなたのクビを守るために貢献しなければならないのか」と思うような経営者や上長がいると成り立たない指標だと感じます。
そんなことを思いながら読んでいると、同章の最後「7 時間当り採算制度は魂を入れないと生きない」のところで、上に立つものとしてのあり方が示されていました。

大学院に通わなければ、敬遠し続けたであろう本でした。
これもよい出会いがあったからこそ、読む機会を得たのだと感じます。

投稿者: admin

地方に生まれ、地方で育ち、地方で働いていた田舎者です。 数年前に首都圏に転勤しマーケターとして働いています。

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