積読本を続けて読みました。この本は楽しく読むことができました。
ステークホルダーが知りたいこととして下記があげられていました。相手方のことを意識したプレゼンテーションの必要性を感じます。
- 市場機会がどのくらい大きいのか?彼らは、顧客が誰であるかは気にしませんが、顧客の人数(市場規模)のことは気にします。
- どのようにお金を稼ぐのか?彼らは、コスト構造と収益の流れの交差点(利益率)を把握したいと考えています。
- 彼らは、あなたが成功したあとに必ず市場に参入してくるコピーキャットや競合他社から身を守る方法(圧倒的な優位性)を知りたいと思っています。
前作にも出てきた気がしますが、海賊指標のファンネルの説明がありました。こちらはマーケターとして気にしている点なので、知識の再確認になりました。
獲得(Acquisition)
アクティベーション(Activation)
定着(Retention)
収益(Revenue)
紹介(Referral)
トヨタのA3レポートを改良した検証計画書は、1枚で表現できるので参考にしてみたいと思いました。
ビジネスモデルキャンバスもリーンキャンバスもジャーニーマップにしても、1枚で表現するのがカギなのだと感じます。
図10-5で示された内容が印象的でした。二つの円の重なりだけでは「ムダな努力」「リソースの消費」「早すぎる最適化」に陥るが、三つの円が重なった部分では「最適なチームの居場所」となるとし、確かになぁと感心しました。元々ITエンジニアだったので開発チームの運営について思いを馳せました。
リーンスプリントのチームに必要なのは、速度・学習・集中を最大化することだけです。
折を見て読み返してみたいと思える本でした。