アフターコロナのマーケティング

前作?「アフターコロナの経営戦略」に続けて、読み始めました。

マーケティングが経営戦略の領域に進出するなかで、何から始めるべきかということでAsIs-ToBe分析から始めましょうということが書かれていました。顧客からどう見られているかを折を見て把握することは、施策を変更していくうえで不可欠なことだと感じます。
コロナ禍で外部環境が変化したので、それの対応ということでした。

図3.「統合型」のマーケティング戦略では、狭義のマーケティングであるSTP+MMから、広義のマーケティングを比較したうえで、変化の激しい時期は「分散型」の狭義のマーケティングに集中したほうがよい旨が書かれていました。変化が激しく、先を見通しずらいのでリソースの限られる中小企業は、特に「分散型」がよいということだと思います。

下記はいままであまり閲覧していませんでしたが、参考にしたいと感じました。

また、世の中でどのようなサービスが流り始めているのかを理解するためには、調査会社のヴァリューズが各種ユーザー動向をまとめているウェブサイト「マナミナ」を見ると、幅広い消費者の動向が見て取れる。インターネットを中心としたユーザー動向の理解にはうってつけのサイトである。

567/2927 1-4.”マーケティング・マイオピア”の再来

マーケティング予算を生み出すために、コストダウンして予算を生もうというのはよい取り組みだと思いました。

中小企業がアフターコロナでマーケティング予算を検討するためにまず行うべきことは、コストの見直しである。
(中略)
企業がコストの見直しを行う上で持つべき視点としては、1点目に低収益クライアントからの撤退、2点目に社内間接費のコストダウンである。

1521/2927 4-3.中小企業のマーケティング予算捻出法

最近ミステリーショッパーの話を聞き、QSCのことを想起しました。実際のチェック項目は存じませんが、恐らくQSCの切り口でチェック項目があるのだろうと想像しています。
この本では、「5-4.垣根のないブランドを築くには?」としてマクドナルドのQSC&Vのことが解説されていました。

その他にも、様々な書籍などを参考にして、幅広い解説が行われており、参考になる部分がありました。前作の内容より、今作の内容の方が現場としては取り組みやすいと感じます。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。