モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書

気分転換したくライトな本を読みました。
Prime会員でKindleを持っている方は無料で読むことができると思います。

世代間の違いを説明した本になっています。
こういった本は否定せずにそういうものかと感じるのが良いと考えています。以前少し流行った「ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体」も世代を説明した本だったと思います。

上の世代は、自分の成長が同時に会社の成長になり、それが社会の成長につながっていくのを実感することができた世代なのです。

ふーんそうなのですね。と感じます。
私よりも少々上の世代の方達は、確かにこういった考え方が根底にあるような気がします。何もせずとも、個人目標と会社目標のベクトルが揃っていたということだと思います。

また、下記は世代間のギャップを上手く説明していると感じました。
一方で、日本でいう団塊Jr.とゆとり世代の狭間、アメリカでいうX世代とY世代やミレニアル世代の狭間に生まれた私には、世代説明本の中で解説されることが少ないので、少し寂しさを感じるところではあります。

この「何を」「何のために?」という具体的目標がなくても全力で走り続けることができるは、「上の世代」の羨ましさであり、今の世代の方にとっては違和感を覚えてしまうポイントだと思います。

しかし今は、「何が楽しいの?」「何をやりたいの?」ということを常に問われ、すべて自分で決めていなかければいけない時代です。

下記はマーケターとして同意できる点でした。

理由はもちろん、ビジネスにおける優先事項が「決められたことをひたすらやる」ことから、「消費者の潜在的な欲求を発見し、提案する」へ変化したからです。

後半では、「ストレングスファインダー」や「偏愛マップ」が出てくるのが面白いです。

インドの教えで、下記はその通りだと思いました。

ところがインドでは日本の反対で、親は子に対して「あなたは誰かに迷惑をかけて生きていかなければならないのだから、他人の迷惑も受け入れてあげなさい」と言うそうです。

お互い様の精神について、親が子にどう教えていくかという点が参考になります。

軽い気持ちでさくさく読める本だったので、よい気分転換になりました。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。