今回もWebで開催されました。
テーマは「知的資産と資金調達」でした。
企業経営と資金調達、資金繰りは切っても切り離せない関係なので、興味深いと考えていました。
今回のスピーカーの視点は、金融機関側から語られたものだと感じました。
顧客である中小企業や、支援者である私たちのようなコンサルタントからの視点と、金融機関や税理士の視点や立場は異なるということに、改めて気づかされました。
序盤はコロナ後の資金調達の目的について、お話しされていたように思います。
私の視点では、企業戦略としてマーケティング戦略を立案し、R-STP-MMを計画し、実行しましょうということだと理解しました。
一方で、私がコンサルティングする新規事業の進め方とは、大きく異なると感じました。新規市場を創造する場合は、市場がないのでMMを検討するための市場調査は役に立たないと考えます。内なる想いや周囲からインサイトを得て、価値を創造することが新規事業創出には求められると考えます。
恐らく、私の想定している新規事業と、今回の対象が異なるということだと理解しました。
事業性評価と担保主義という観点で考えると、金融機関は担保主義で運用せざるを得ないのだろうと感じます。これは単純に、金融機関の数と、企業数350万者の数で考えても仕方ないことなのだと感じます。
だからこそ、VCやエンジェル、クラウドファンディングなどに脚光が当たっている昨今なのだと感じます。
また、今回のお話は既存企業をターゲットにしたお話だと感じました。シードやスタートアップの場合は、異なるスタイルを取らざるを得ないと考えます。
そういえば、来月のとある研究会での発表資料を用意していないので、ぼちぼち構想を固めて資料化したいと思います。