「DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー」2017年6月号は「ビジネスエコシステム-協働と競争の戦略」という特集でした。
今回私が面白く感じたのは、以下の通りです。
「ネット市場の差別をどう解決するか」レイ・フィスマンさん、マイケル・ルカさん
もし記入用紙の最初に署名をし、その後で情報を書き込むようにしたら、人々は嘘を書くことが減るのではないだろうか-。結果はまさにその通りだった。
署名の位置によって、コミットメントの度合いが異なるということだと思います。
研究しがいのあるテーマだと思いました。
その他では、マッキンゼーの重松さんやロバートさんが書いていた「IoTエコシステムで競争優位を築く法」も面白かったです。
IoTエコシステムの四つの勝ち筋
IoTエコシステムにおける典型的な勝ち筋は、技術エコシステムとビジネスエコシステム、それぞれにおける自社の注力領域の広さによって四つの型で分類できる。以降、その四つの勝ち筋の頭文字を取った「SPOTマトリックス」をそれぞれ紹介する。
ここではSPOTマトリックスというフレームワークが示され、それぞれが説明されており興味深かったです。
「産業スパイ活動はR&Dより効率的か」エリック・マイヤーソンさん
これはとても面白い調査結果だと思いました。
なんとなく、一時期流行った「サボタージュ・マニュアル」に通じることもあると思いました。
お気に入り記事の「Shift」濱口 秀司さんのエクスターナル・マーケティングの内容も面白かったです。