Kindleで読んでいたのですが、なかなか読み終わらない本でした。好きな読書に集中できないこともあって、ストレスがたまっていた気がします。
週末にまとまった時間がとれたので、最後まで読み終えたので、少しはストレス解消になったような気がします。。
この本で好きだった点は、図表がわかりやすかった点です。
個人的に興味を持ったのは、
【図表1-5】インダストリーX.0における新技術のビジネスへの応用
【図表2-1】XaaSビジネスモデルの製品
【図表2-5】インダストリアル・インターネットの進化の道のり
【図表3-1】各セクターにおけるデジタル化の可能性とメリット
【図表3-2】ピボット戦略における重なりあう四つのステップ
【図表3-5】デジタル化の四つのシナリオ
【図表8-3】イノベーション主導の成長モデル
【図表8-4】異なるタイプに変化するためにとるべき行動
【図表11-1】成長型エコノミー実現の3ステップ
【図表11-6】シャークフィン理論
等のよく整理された図表です。
ありのままを受け入れるというよりは、自分の思考と比較することでインサイトを得られた点がよかったと感じます。
下記で製造面での効果ではなく、サービス面への効果をシミュレートしているのは面白いと思いました。
デジタル化の効果が最も大きいのはマーケティングと営業である。
位置No.1314/4727
下記は企業規模を問わず、より上位のビジョンや思い、経営戦略が重要になってきているということだと感じます。
過去は景気にうまく乗ってや、上手くいっているところを真似て、といった戦術レベルの施策で対応できていたが、今後はそううまくはいかないということだと思います。
デジタル時代の王者となるには、デジタル化の鍵となる五つの要素-ビジョン(新しいビジネスの未来像)、ロードマップ(それを達成するための計画)、トラクション(新しいビジネスに弾みをつけること)、チーム、デシジョン(意思決定)に集中することが必要だ。
位置No.1357/4727
モノからコトへは、マーケティングの世界でもよく言われることですが、この本では下記のように表現していました。
ビジネスインパクトの見極め方
-ポイントは名詞(モノ)から動詞+副詞/形容詞の品詞変換
位置No.4034/4727
以前の職業で、データ分析を担当していたので下記の部分は興味深く読みました。
私が担当していた場面では、下記でいう(a)と(b)に特化しすぎていた気がしました。その他の分野でも検討できていたら別の展開があったかもしれないと感じました。
社内には、これまでに蓄積したデータが眠っているはずだ。それをうまく活用できれば、(a)顧客体験、(b)製品性能、(c)労働力、(d)運用効率、(e)新製品・新サービスのポートフォリオの最適化という、企業活動における五つの主要分野で大きな効果を上げることができる。
位置No.4315/4727
先日のAmazon Prime Dayで沢山の本を買ったので、ぼちぼち読んでいこうと思います。