PMI Japan Festa 2018

MBA甲子園以来久しぶりに慶應大学の日吉キャンパスに行ってきました。
訪問目的は、「PMI Japan Festa 2018」に参加するためです。

土曜日は大学院があるので、今回は日曜日だけ参加しました。
朝一は有人宇宙飛行士を育てる会社の方の講演から始まりました。

個人的に興味を持ったのは、
ゴールドラット・コンサルティング・ジャパンの岸良さんと飛田さんの講演です。
ザ・ゴールの漫画版を制作した方のようです。漫画版は読んでいませんが、制約条件理論はコンサルとして知っておくべき必須知識だと考えています。
確かゴールドラット博士が自国の発展のため、日本への導入を拒否してたと記憶していたのですが、亡くなったので日本でも導入展開が開始されているようです。

特に印象的だったのは、スループットを落としているのは「マネジャー」側の横槍といった旨の内容でした。
ボーイングの事例をあげながらマルチタスクの非効率性を示し、シングルタスクで集中することの効用をお話しされていたように思います。
記憶ではトリンプインターナショナルが「がんばるタイム」を午前中に設定し、集中して仕事する効果を出していたという事例と同じだと感じました。

その次に面白かったのは、カルチャリアの奥山さんの講演でした。
CSを高めるためには、ESを高めないとならないという話ではなく、社員幸福度を高めなければならないという内容でした。
以前、慶応大学の前野先生の講演でも幸福度の話がありましたが、トレンドの切り口になっていると感じました。ワークライフバランスとして、ワークとライフを天秤にかけどちらかを諦めるのではなく、ワークライフインテグレーションとしてワークとライフが統合されていく姿が求められている旨の内容を説明されていました。

日本人の幸福度が低い理由として、
1.人と比較しがち
2.自己主張が控えめ
3.人生の選択の自由度が低い
といったことがあげられていました。
優れた人と比較して不幸だと感じたり、足を引っ張る文化圏なので目立つことを控え不幸アピールを重視していたり、レールを牽かれた上を歩むことを周りから求められたりすることが、不幸を招いているということだと感じました。

最後には日本酒のつくり酒屋さんを港区で再開させた方々の講演があり、楽しく拝聴させていただきました。
日頃とは目線の違った講演を聞き、刺激が得られたと思います。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。