ブルー・オーシャン・シフト

積読本を読み終えました。お風呂の中で少しずつ読んだので、少々時間がかかりました。 時間がかかった理由は、考えながら読んだためというのもあると思います。

本書を読んで感じたのは、デザイン思考的な発想との親和性がよいところです。
そんなこともあり興味を持って読んだ点は、下記のとおりです。

ブルー・オーシャン・シフトを成功へと導く三つのカギ
第一のカギは、ブルー・オーシャンの視点を取り入れて視野を広げ、事業機会の所在についての考え方を改めることである。
(中略)
第二のカギは、ブルー・オーシャン流の視点をもとに商業的に旨味のある新製品や新サービスを開発して新たな市場を開拓するための、実用的なツールと適切な指針を持つことである。
(中略)
第三のカギは、人間中心のプロセスを持つこと。いわば「人間らしさ」をプロセスに組み込むことである。これが、効果的なプロセスを尊重して遂行するうえでの自信を培う。

創造的破壊が、優れた技術、製品、サービスが登場して、旧来のものに取って代わる時に起きるのに対して、攪乱的イノベーションは「劣った」技術が登場してやがて優れた技術になり、市場リーダーを駆逐することによって起きる。

下記の手順はわかりやすくてよかったです。各ステップで利用するツールが示されているのも、実施する際に役立つのでよいと思いました。
詳しくは同書に書いてあるので、参考にすると良いと思います。まずは同書を参考に実施してみて、その後カスタマイズしていくのがよい使い方なのだと思います。

図表4-2 ブルー・オーシャン・シフトのおおよその手順
STEP1 準備に取り掛かる
 PMSマップ
STEP2 現状を知る
 戦略キャンバス
STEP3 目的地を思い描く
 欠いての効用マップ、非顧客層の3つのグループ
STEP4 目的地への道筋を見つける
 6つのパス、4つのアクション
STEP5 戦略を絞り込み、実行に移す

また、読んでみようと思います。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。