今回のテーマは、カイゼン活動についてでした。本業で自動車関係の製造業の方々に関わっているので、身近な話題に感じました。
カイゼン活動をどのように提案して、どういうステップで進めていくかという部分のお話は興味深かったです。
中小企業において最も難しいのは、意識改革という点は同意できます。一方で、誰の意識改革からはじめるのかという点は、若干違う部分もあると感じました。恐らく、前提としている条件が異なるのだと考えます。
QC7つ道具の説明も興味深かったです。自動車関係の製造業では、各種チャートが掲示板やホワイトボードに掲示されていることが多いと感じます。一方で、その他の製造業ではあまりチャートが掲示されているところを見ることが少ないと感じます。カイゼン活動が根付いているかの違いがあるのではないかと考えます。
単にカイゼン活動を推進しろと言われても、現場は動かないと考えます。それは、何のために改善を行うのかが腹落ちしていないからであり、自分事になっていないからだと考えます。
カイゼン活動を行って得をするのは会社であり、働いている本人が得をすると感じなければ動かない、もしくは形式的にお付き合いする程度にとどめる、または動かないという判断をすると思います。
どのような業種であっても人の問題というのは、常について回るものだと感じました。