起業の科学 スタートアップサイエンス

ようやくというか、休み休みというか、わかりませんが読み終えました。もともとお風呂でのんびり読書するのが好きなのですが、そういうわけにもいかなくなったので、時間を見つけてぼちぼち読んでいました。

リーン・スタートアップを基本として、様々なところで伝えられている内容を一冊にまとめた本だと思います。お風呂で読むには、大きくて重たい本ですが、読みやすいのは良いと思いました。

「図1-2-2 StartupとSmall Businessの違い」は、わかりやすい比較だと思いました。別にどちらが正しいとか、間違いとかはないのですが、起業の型としてStartup型とSmall Business型があり、どちらを狙うのかをはっきりさせておく必要があると考えています。

「図3-4-4 スタートアップの創業メンバーに必要な役割」も参考になりました。ごく限られたコアメンバーで疾走するStartupの場合、役割毎に人を雇うのではなく、1人の人が複数の役割を担うことになることをあらかじめ理解するのによいと感じました。

下記はその通りだと感じます。また、「共同創業は結婚と同じ」や「チームが固まるまで設立は待つ」も現実的なアドバイスだと感じました。

創業チームは「ビジョンは同質で、スキルは異質な人を選ぶ」のが理想だ。お互いの弱みを補完し合いながら、同じ方向に進むのが最も効率がいい。

P178 Chapter3 COLUMN 共同創業するチームを作る

P212-214の「虚栄の指標に惑わされるな」は参考になります。ピッチを聞く側の立場の時にも有用なアドバイスだと感じました。

マーケターとしての観点からは、「図5-3-4」、「図5-3-5」、「図5-3-6」あたりの内容に興味を持ちました。

久しぶりに本を読了できてよかったと考えています。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。