2022年度版中小企業施策利用ガイドブックが公開されました

中小企業庁より「2022年度版中小企業施策利用ガイドブック」が公開されました。診断士には必須だと思う資料のひとつです。

本来は、中小企業施策の利用を検討したい中小企業の方々向けの資料です。しかしながら、さまざまな施策が大量に並んでいるので、自社にとって必要な施策がどれなのかを検索し、利用を検討し、実際に申請などをするというのはハードルが高いように思います。

そこで専門家の出番となると考えます。クライアントのニーズに合致した施策を提案し、申請などを進める支援を行うことで、クライアントの経営変革が実現できるという流れがよいように思います。

もちろんこのガイドブックもインデックスや索引が充実しているので、自社で利用するという本来の使い方で全く問題ないと思います。
注意点は、施策の概要が1、2ページ程度で紹介されているので、実際の申請などの際には個々の施策ごとに問い合わせ先が異なることや、前提条件が施策ごとに異なること、申請書類や申請時期が施策ごとに異なること、などです。

私自身は、診断士の資格試験を学ぶ過程でこのガイドブックの存在を知りました。受験に使用する方は、すべてのページに目を通すのではなく、試験に出やすい施策に絞って目を通すことがポイントだと思います。金額などさまざまな項目を記憶する必要があるので、ポイントを絞らなければ時間の投資効果が低くなってしまいます。

さて、2022年版の中小企業白書小規模企業白書が公開されていました。こちらも目を通しておきたいと思います。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。