「マーケティングオペレーション(MOps)の教科書」も積読本だったので、ようやく読む時間をつくって読みました。
マーケティング・オペレーションやMOpsの用語は知っていましたが、この本で一通りの用語が意味することが理解できました。なんとなくの認識では、マーケターの裏側をITから支える人のイメージでしたが、大体あっていました。
この本はいろいろな図表を使って説明しているので、わかりやすかったです。MOpsとマーケターの役割の違いについて、下記に記載がありました。権限責任明確化の原則や専門分化といった人事領域の言葉が思い浮かびました。
管理者であるMOpsは施策の生産性を上げる環境づくりに、実務者であるマーケターは営業案件創出の戦略・戦術設計に集中する、といったように専門性を持って協業することでマーケティング部門全体の効率性を高めるアプローチがマーケティングの世界でも取られているのです。
P58 第1章 MOpsの役割
P127-129にコラムとして、シリコンバレーで学んだことといった内容がありました。興味深かったのは、特徴的としてあげられていた3点です。
1.戦略よりも戦術に時間をかける
2.緻密なマーケティング計画とカレンダー
3.意思決定力を育てるキャリアパス
アメリカだからおおざっぱや、労働時間が短い、休みが多いなどのバイアスのかかった情報にさらされていると、異なった感覚が得られます。
実際のところでいうと、ホワイトカラー層は綿密で、圧倒的に労働時間が長く、休みを削ってでも結果を出すことに集中している方が多いように思います。イーロン・マスクさんが極端とは言い切れないというのが私の感覚です。
なぜ、ハードワークしているのかと考えると、自由に使えるお金を手にして早くリタイアやエンジェルとして生きたいということがあるのだと感じます。
この本はマーケ領域でキャリアに悩んでいるメンバーに紹介しようと思います。