アジャイル手法を用いたチームによる、ユーザーエクスペリエンスの質を高めることについて書いてある本でした。
デザイン志向と親和性が高いので、私は読みやすいと思いました。
G.W期間を利用して積読本を消化してみました。
まえがきの部分の問いを意識しながら、この本を読むとより効果的だと感じました。
1.解決したいと思っている課題はなにか?誰の課題か?
xviii 監訳者まえがき
2.解決すべき課題はなにか?その課題は正しいか?
3.課題をどのように解決すべきか?
4.課題に対して十分な解決に至っているか?
下記はあまり意識していなかったのですが、なるほどと思いました。
目的と目標の違いという風に理解しました。
2.2.3.2 原則:結果(アウトプット)ではなく、成果(アウトカム)を重視する
P14 2章 Lean UXの原則
内容-機能やサービスを開発することは、結果(アウトプット)です。これらの機能やサービスで達成を目指すゴールは、成果(アウトカム)です。
チェンジマネジメントや変革マネジメントと言われる分野に興味や関心を持っているので、以下の章は大変興味を持ちながら読みました。
8.1.3はさらに細かく分かれて記載がありますが、自分が関わっているチームやステークホルダ、過去に関わったチームなどを念頭に置いて読み進めたので、参考になりました。
若干、誤訳なのか誤植なのかが目立ちましたが、意味は通じるので読み進められます。
8.1 組織に求められる変革
P166 8章 Lean UXの実践に際して組織に求められる変革
8.1.1 組織文化を変える
8.1.2 組織を変える
8.1.3 プロセスを変える
9章のケーススタディにあった「図9-6 ustwoによるサービスデザイン・ワークショップのキャンバス」は参考になりました。経営デザインシートもこの位シンプルでよいのではないかと感じました。
アジャイルサムライがマインドだとすると、この本は実践だと思いました。
次のプロジェクトで活用してみたいと思います。