ゼロからつくるビジネスモデル

500ページを超える分厚い本ですが、お風呂でぼちぼち読みました。
平易な書きっぷりで、大変読みやすかったです。早稲田大学の人気授業の書籍化のようですから、学生さんでもわかるように書かれているのだと思います。

下記は、確かにその通りだと思いました。
ビジネスモデルを検討する際なども、複数のフレームワークなどを活用して、多面的に視覚化します。よって、何か一つのフレームワークに固執してしまったり、何かの一つ覚えのやり方では、うまくいかないということだと思います。
また、フレームワークにあてはめたら答えが出ると考えるのも間違いだと思います。

ビジネスモデルというのは、さまざまな要素が有機的に結びついて生まれるシステムです。要素と関係から成り立っているので、要素だけに注目しても、関係だけに注目してもうまく描き出すことはできません。

P78 第4章 フレームワークとうまく付き合う

価値を伝達する手段としてストーリーを活用することを考え、ストーリーとして伝えるためにはということで、下記が示されていました。
下記の資料のことは知りませんでしたが、映画のストーリーのパターンを示した資料と言わんとせんことは同じなのだと思います。日本的には、時代劇の水戸黄門パターンなどと同じだと思います。

それは、ジョーゼフ・キャンベルの『千の顔をもつ英雄』で解説されているストーリー展開で、単純化していえば、「非日常への旅立ち」「試練と通過儀礼」「元の世界への帰還」という構成から成り立っています。

P158 第7章 反面教師からの良い学び

デザイン思考を活用した検討とも通じるものを感じたのが、下記の部分です。共創がテーマになることの多い近年では、特に上に立つ方が理解しておいたほうがよい考えだと感じます。

実際の創造のプロセスというのは、これらの神話とは逆を行く側面を持ち合わせています。「ひらめき」以前に「努力」、「1人」ではなく「チーム」、「専門家」よりも「分野外」、「完全な自由」ではんく「適度な制約」、そして最高のアイディアは「ゴール」ではなくて「出発点」というようにです。

P326 第15章 創造性の神話を超えて

P390の「図2 ビジネスモデルのつくり方 4つのアプローチ」は、うまく整理されていて参考になります。
ただし、どれかのアプローチに固執するのではうまくいかないと思います。私個人のことを考えても、様々なアプローチを織り交ぜて考えていると感じます。得意なアプローチでたたき台をつくり、他のアプローチも活用して磨き上げを行っていくのがよいように思います。

様々な事例も取り上げられており、その部分を読むだけでも参考になる本だと思います。学生のころから守破離の「守」を学び、ビジネスを考えていける機会があるのは。素晴らしいと思います。
私の学生時代にはなかったテーマなので、今後の若手の力も借りてよいビジネスモデルを構築・進化させていけたらと考えています。

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投稿者: admin

地方に生まれ、地方で育ち、地方でITエンジニアやプロマネとして働いていた田舎者です。 数年前に首都圏に転勤しマーケターとして働いていました。コンサルとして働くため転職して今に至ります。

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