経営のデザイン研究会に参加しました

今回のテーマは、芸術を扱う企業が事業再構築を考える際にデザインシートを活用してみたという事例発表でした。

意欲的な活用方法で、面白い取り組みだと思いました。

芸術や美術品を扱う場合、それぞれの作品が単品でしかなく、時代により流行りすたりや、人気の作者が変わってくるといったところに特徴があると考えています。また、上記の特徴があるため、時が経てばたつほど維持・管理が難しく稀少性が高まるという傾向があると考えます。

これらをモノとして販売するのか?、それともコトやソコとして体験価値を提供するのか?によって、ビジネスモデルも大きく変化すると感じます。

モノとして販売するのであれば、オークションのサザビーズやクリスティーズなどに一日の長があると考えます。これに対して特定の分野に専門性を持っていたとしても、見込客を集客するのに手間取ることが予想されます。つまり、リーチの獲得が第一関門になりそうだと感じました。

一方、コトやソコとして体験価値を提供する場合は、既存客を第一ターゲットとしてそこからの広がりに期待する時間をかけた取り組みが必要になると考えます。つまり、ファンマーケティングが重要になると感じました。この場合、既存客とのつながりをいかに創り、それを維持していくかが困難なポイントだと考えます。

いずれにしても、経営者と中長期の経営戦略を練り、それを着実に実行していくことや環境変化への対応を進めていくことを支援していくことで、企業の成長・発展につなげられるとよいと考えました。

次回も楽しみに参加したいと思います。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。