数日前のことになりますがマーケティング研究会に参加しました。すっかり対面での実施となっています。
今回のテーマは「小規模事業者持続化補助金」に関することでした。新たに支部に加入される新入会員が多いタイミングということもあり、診断士として取り組みやすい補助金として解説がありました。
私自身は補助金を使った支援は基本的に行わない方針ですが、最新の状況などを知識としては知っておきたいという想いもあり参加しました。もちろん事業者側が補助金を使いたいという場合には支援しています。ただし、募集要項の読み方や計画書の書き方などの支援にとどめています。
聞くところによると代筆や代行されているかたも多いようで、この方法では事業者の支援にならないと考えています。事業者にとって必要なのは、100点満点の計画が記載されていることや補助金申請を代行してもらうことではありません。60点80点でよいので事業者が考えていることを見える化し、将来ビジョンを設定し、そこからの逆算で足元までアクションプランを固めることが必要で、そこに伴走して共に考えることが支援だと考えています。
電子申請が定着し、事業者自らが申請手続きを行うことが当たり前になってきているようなので、経営変革のための手段として活用する場面が増えていくのだと思います。申請前の計画を立てるという部分に支援のあり方が問われるようになっていくと思います。