シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法

旅行の行き帰りの移動時間を使ってやっと読み終わりました。
私は好きな内容だったので、楽しんで読めました。
それにしても、シンギュラリティ・ユニバーシティが学位のない教育機関だったとは本を読んで知りました。

前書きから興味を持ちました。

最近私は、「6D」というキーワードを使い始めた。6Dとは、デジタル化(Digitized)、潜在的(Deceptive)、破壊的(Disruptive)、非物質化(Dematerialize)、非収益化(Demonetize)、民主化(Democratize)という言葉の頭文字を示している。

ビジネスを立ち上げる際にはあらかじめ考慮しておく必要がありそうです。

デザイン思考でもゼロをイチにすることがイノベーションを起こすことと捉えていると思います。
製造業的な成功モデルとは時代が変わったと捉える必要がありそうです。

第2章 「所有」をめぐる2つの会社の物語
(中略)
「グローバル化とは、既存製品をコピーすることで、1をn倍にすることを意味する。これは20世紀の考え方だ。21世紀はゼロを1にする世界である。指数関数的な進化を見せるテクノロジーがいくつも登場してきたことで、新製品の開発が企業にとって優先事項となった」

仕事でビッグデータに関わっていることもあり興味を持った切り口もありました。

第3章 飛躍型企業の周りにある5つの特徴
(中略)
ユーリ・ファン・ギーストが「ビッグデータがもたらすメリットの5P」と呼ぶものを駆使するようになるはずだ。その5Pとは、生産性向上(Productivity)、予防(Prevention)、参加促進(Participation)、パーソナライゼーション(Personalization)、予測(Prediction)の5つである。

リーン・スタートアップの実行が前提にあるので、早く必要回数分の失敗を終わらせてしまえば成功だけが残るということだと思います。
スタートアップ企業が成功を掴むためには、資金の出し手を得る必要があるため、成功するまでプレゼンテーションしたことは想像に難くないのですが、簡単に諦めないことの重要性を物語っているようです。

第6章 飛躍型企業を立ち上げる
(中略)
有名企業が成功までに、投資家に売り込むプレゼンを何回したのかを見てみよう(表6-1)。
スカイプ 40
シスコ 76
パンドラ 300
グーグル 350

幅広い論点を語っていると思うので、繰り返し読んでみたいです。
また、リーン・スタートアップと一緒に読み進めたいですね。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。