究極の問題解決力が身につく瞬発思考

2年次のカリキュラム紹介の際に講師が最近お勧めの本と言っていたので読んでみました。
1時間程で読み終わる本でした。

この本は中小企業診断士でもある著者が書いた本でした。
最短で課題解決をするための思考方法を紹介する内容です。知識だけに頼らない思考方法を示していると感じました。

下記に本書での定義が示されています。
何事もベースラインを揃えないと、同じ土俵で議論できませんから、重要なポイントだと思います。

問題解決力とは
様々な問題に対し、迅速かつ的確に解決策を導き出せる思考力(スキル)。

瞬発思考とは
問題を解決するための思考の手順で、この思考法を繰り返し思考することで、自然にこの思考法で物事を捉えられるようになり、問題解決力が習得できる。

本書の言いたいメインは下記の部分だと思います。
正にコンサルタントの診断プロセスそのものだと感じました。

瞬発思考法(問題解決)の手順
①現状把握→②問題発見→③原因究明→④ゴール・イメージ→⑤具体策

下記はバックキャスティングについての説明だと考えます。

ベテラン社員に限らず、仕事のできる人は、常に頭にゴールを描いて仕事をしています。ゴールを描けるから、物事を正確に判断でき、即断即決で決断できます。また、ゴールを描いているから、何が重要で何が重要でないかを区別し、優先度に差を付けて取り組むことができるのです。

さて、話は変わりますがここ数日、芸能人と事務所に関するニュースがしつこく放送されています。
私が感じたのは、M&Aの対抗策の「クラウン・ジュエル」を目の当たりにできたということです。たけしさんという事務所にとってメインの宝石が外に出てしまい、事務所の価値が著しく低下して、事務所の乗っ取りを企てた?人は何の価値もないものを手に入れるという実例だと感じます。
診断士の1次試験の知識もこんなところで思い出すのだと、変に感心しました。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。