ビジネスのためのデザイン思考

今回も積読本を読んでみました。

今回Kindleで読んだのですが、この本は残念な点があります。それは、ブックマークやマーカーを引けない点です。私は必要なところに線を引いたり、付箋を貼ったりして読むのですが、それができないので不便でした。
それだけ古い本ということかもしれません。

アカデミックにデザイン思考を学ぶための本でした。東京大学i.schoolの知見がベースになっているようです。これまで国内では慶応大学SDMの知見がベースになっているものを目にすることが多かったので、その違いを感じられたのは楽しかったです。

大きく2部構成になっており、前半部分は歴史を示しています。
知るという意味で良いと感じました。正直に言うとビジネスには関係ありません。
後半部分はエスノグラフィの手法を紹介したり、ビジネスモデルのデザインに関する内容が書かれています。
アカデミックらしくデザインのレベルを世代で表現しているところだと思います。
第一世代からはじまり、それの何がダメだったのかを論じ、次の世代の解説が行われていました。

個人的に役立つと思ったのは、誰が言ったことだったか忘れてしまった格言を誰々がこう言ったと説明してあるところです。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。