e-KAISYA研究会に参加しました

今回のテーマは、とある書籍を題材にディスカッションすることを目的としていましたが、大作な書籍だったのでリスケして別のテーマで行われました。

このように状況に応じて、フレキシブルに対応してくださるのもこの研究会のよいところだと考えています。

さて、変更したテーマは「日本経営品質賞」に関する内容でした。
記憶では、諸外国に学んだ日本がTQCとしてバリューチェーン全体で品質を高めることに成功した。これに対してアメリカが経営全般にまで範囲を広げマルコム・ボルドリッジ賞としてTQCのエッセンスを盛り込み、国力を高めることに活用した。さらに、アメリカから学び、日本は「日本経営品質賞」を創設したという流れだったように記憶しています。

やはりというか、当たり前という内容ですが、結局は「ヒト」が大切というところに帰結するのだと感じます。

たとえば、トヨタ生産方式の考え方・仕組などはいくらでも真似することができると思います。現に国内外問わずTPSを取り入れているという企業や工場は多く存在します。
一方で、それがトヨタのように持続的に成功を手にしているという情報には、あまり触れることがありません。それは、「ヒト」の問題が解決していないからだと考えます。

仕組みを回すのも、新たなイノベーションを起こすのも「ヒト」なので、それらを遂行できる人材を育成しているかがカギを握るのだと考えます。
特定の事象に対しては、専門家を雇うことや中途採用することでカバーできると思いますが、その企業らしさを発揮しながら持続的に成長・発展していくためには、「ヒト」を育てることが求められるのだと感じます。育てることは時間がかかることなので、ここを我慢できるかが、中長期で見た時の差になるのだと感じます。

次回の研究会も楽しみにしたいと思います。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。