福祉介護事業の経営者・施設長のための経営ノート

文書を書くための参考資料にしようと思い購入していましたが、なかなか読む機会を持てませんでした。結局、文書を提出した後で時間ができたので読むことにしました。ちょうど移動に時間がかかるタイミングがあったので、読むことができました。

福祉介護業界に限らず、この本で様々に取り上げられている問題は、異なる業界であっても同様の問題を多く見かけます。考えることを悪とした兵隊養成システムでは、何も考えずに従順に言われたことだけを実行する人が、評価されてきたのだと感じます。ロボットのような兵隊を養成しておいて、環境変化にあわせ自ら考える人材に生まれ変われと指示したところで、結果はわかりきっているように感じます。

最近、繰り返し作業は、製造ロボット導入や、事務作業へのRPA導入、AIによる判断など、ヒトの仕事が機械に置き換わってきています。ヒトよりも機械の方が従順ですし、24時間365日働かせても文句言わず、労働基準法も関係ないので、置き換わるのは当然だと感じます。一方で、ヒトならではの仕事については、機械をツールとして活用することで、より生産性を高めるという考え方が求められていると感じます。

この本で最も主張したい点は、下記の文章だと感じました。施設運営の段階から、施設経営の段階に変革しなければ生き残れないということだと思います。マネジメントとリーダーシップの違いのようにも感じました。

私は運営とは、「今あるものを使って、決められたことを粛々と行うこと」と捉えています。そこには、前例踏襲主義、手続主義、マニュアル主義、単年度完結主義といった特徴があるように思います。
一方、経営とは、たとえ介護保険制度のような官主導の制度ビジネスであったとしても、トップが3~5年先のあるべき姿を指し示し、今ないものは自分たちで創意工夫しながら新たに創り出し、必要ならば予算を大幅に使って先行投資を行い、目標を実現していく姿ではないかと考えています。

266/2781 第1章 福祉介護業界の実態

下記はサービス業でも同様だと感じました。特に複数店舗を抱えている企業では、KPIになる項目だと感じます。ただし、何らかのKGIやCSFを目指すためのKPIであって、最終ゴールを見失うと、手段と目的が入れ替わってしまう状態になると考えます。

私は、施設長はじめ課長以上の管理職の責任は「稼働率・利益率・離職率」の3つではないかと考えています。

2149/2781 第4章 福祉介護業界の経営分析

福祉介護業界のことについて学ぶには、よい本だと思いました。文書を書く前に読んでいたら、より良い文書が書けたのではないかと感じました。
また、福祉介護業界で働いている地元の友達も多いので、興味深く読むことができました。

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投稿者: admin

地方に生まれ、地方で育ち、地方でITエンジニアやプロマネとして働いていた田舎者です。数年前に首都圏に転勤しマーケターとして働いていました。現在は経営コンサルタントとして活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。

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