積読本のなかから手に取りました。読みやすい厚みとフォントサイズだったので、さくさく読み進みました。後半はワークとなっているので、別途手を動かしながら繰り返し修正していくものだと考えます。
この本の前半部分は、一問一答式にテーマが設定されており、きりよく読み進められるように工夫されています。また、ところどころで漢文の引用があり、面白いと感じました。もちろん漢文の部分は解説を読まなければ、何のことかさっぱりわかりません。
また、ところどころでジム・コリンズさんの「ビジョナリーカンパニー」に触れながら解説があり、こちらも楽しめました。
Q7の新規開拓の考え方は参考になると思いました。
アンゾフの成長ベクトルのように、新製品開発戦略や新市場開拓戦略だけでなく、既存顧客の別部署へのアプローチも新市場開拓とみなしましょうということでした。
未来志向で考えるという下記の部分は、その通りだと感じます。何々がないと考えるよりも、上司として何を活用できるのかやどうすればできるのかを考えましょうという指摘でした。
無駄な従業員を1人も生まず、いかに組織全員の持てる力100%活かし切るかと考えるのが、上司の仕事ではないかと思います。
P62 第5章 「どうすればできるか」、未来志向で考える?
企業変革のマインド部分を主に解説されている本だと感じます。働いている従業員、経営者自身も人ですし、企業自体も法人として存在しているので、変革のために一番難しい部分だと感じながら読みました。