Kindleで無料で読めるとのことでダウンロードしていました。移動する際にちょこちょこと読み進めて、ようやく読み終えました。
現場は事業戦略/競争戦略が必要ということを指しているのだと思いながら読みました。全社戦略/成長戦略はもっと上のレイヤーが考えることとして切り分けているのだと感じます。大きな会社では分かれていることもありますが、中小企業ではなかな切り分けられないと思うところだったりします。
ごく当たり前の定義として、現場で求められる戦略とは「競合に勝てる理屈と手順」のことである。
86/2789 はじめに
KPIにはレベルがあるという解説が下記にありました。BSCの戦略マップに当てはめると、KFIが財務の視点、KRIが戦略マップのゴール、KAIが個々のKPI指標といったイメージだと思いながら読みました。また、この本ではKFI=KGIと説明されていました。
①KFI=Key Financial Indicator 重要財務指標
253/2789 Capter13 KPIの種類
②KRI=Key Result Indicator 重要結果指標
③KAI=Key Action Indicator 重要活動指標
「阻害要因導出のための「12の切り口」」という分類は参考になりました。946/2789あたりにありました。
KPI策定の流れがざっくり書いてあるのもよかったです。一方通行でさくっと決まるものでもありませんが、流れがわかると進めやすいと思います。
①まずは活動の大目的を「KFI」として指標にする
1478/2789 Chapter5 Introduction
②その達成に向けた最初の作業として、「インサイト」の推論をする
③そこから成果につながる「あるべき状態(KR)」を導く
④その状態を作るためのアクションを検討する
⑤それらを想定される波及効果でつなぎ、「ストーリー」として取りまとめる
⑥最後に、それを動かすための「指標」を施す
ITコーディネータの資格取得の一環でBSCと戦略マップについて学んだことを思い出しました。私が取得した時の話なので、今は異なっているかもしれません。
CSF、KGI、KPIという関係性についてや、上位部門のKPIが下位部門のKGIとなるといったことを学び、今でもその知識を活用することがあります。一度型を身に着けると、後はテーラリングで適用できる範囲が広がります。