家の中の某所に置いてあり、なかなか読み進みませんでした。なかなか本を手に取る時間を捻出することが難しかったこともあります。
この「論点思考」は、以前読んだ「仮説思考」と比較しながら読むと面白いのだと思いました。
はじめにのところで、「どうしたら正しい問題、あるいは解くべき問題に突き当たることができるのか。ボストン コンサルティング グループ(BCG)では、この解くべき問題(課題)のことを論点と呼んでいる。」と論点の定義を示しています。
本のなかでも解説があったように思いますが、課題や問題に対して、頭の中で整理・分類しながら、物事を見ていると感じます。いろいろな紐づきで、ラベリングされ、整理されていく感覚を持っています。一方で気をつけなければならないのは、人の話を傾聴せず、勝手に頭の中で議論を進めてしまうことです。この部分は、今後も気を付けていきたいと考えているところです。
問題解決が速い人は、本当に解決すべき問題すなわち「真の論点はなにか」とつねに考えている。もう少し具体的にいえば、「なにが問題なのか」「それは解けるのか」「解けるとどんないいことがあるのか」を考える。
P46 第2章 論点候補を拾い出す―戦略思考の出発点
一通り読んでみると結局、図表6-3の問題解決のプロセスが頭の中にあるとよいのだと感じます。実務上感じるのは、一方通行でウォーターフォールのように進むことはほとんどなく、情報を加えながら適宜振り返っているというのが体感です。
問題発見プロセスの論点整理・確定では論点思考が役立ち、論点設定や問題解決プロセスの解決策を考えるところでは仮説思考が役立つと解説されていました。
ひとまず読み終えることができたので、いろいろな本を読んでいきたいと思います。