ザ・コーチ-最高の自分に出会える「目標の達人ノート」

移動時間を活用して読んでみました。
うとうとしながらも読み進めてみました。

物語形式で書かれているため、さくさく読める本でした。ざっくりいうと「夢をかなえるゾウ」のようなコーチングの本でした。

興味があったのは、下記の通りです。

私は、他者と比較する習慣があまりないので気になりませんが、各自の特徴は良い面だと思っているので、その意味では差異を常に見つめているかもしれません。

人は、他の誰かに憧れて、同じようになろうとすると、その人にあって、自分にないものばかり見てしまいます。それで、結局は、そんな自分を否定することになります。

言葉の定義を揃えておくというのは、日頃の仕事でも大切だと感じます。
また、目標と目的の違いを理解することも大切だと感じます。

この目標と目的の意味をあらためて調べて、目的を実現するために目標を定め、それに向かって行動するのだということに気づきました。つまり、目標は、目的の実現のために設定されるものということです。それなのに、僕も含め多くの人が、いつの間にか、目的がどこかへ行ってしまって、目標だけが一人歩きをしています」

メンタルブロックやバイアスのことを指しているのだと思います。

今、ゴール設定に対してブレーキをかけている人は、過去に夢やゴールを立てた時、嫌な気分や辛い思いをしたんじゃないでしょうか。きっとその時のトラウマみたいなものが、新たな夢やゴールを設定する時のブレーキになっているんですよ」

チェンジマネジメントには、痛みも伴うということだと思います。私はこの痛みは「成長痛」だと考えているので、痛み自体が悪いものだとはとらえていません。

さらにブレーキになるのが、二つの【恐れ】です。まず一つが、<変化に対する恐れ>です。夢を描きゴールを設定して、それに向かうということは、今とは違う自分になると決意することです。すると、今までの環境や人間関係、仕事や責任も、当然、変わることになります。
(中略)
もう一つの恐れが、<選択と決断に対する恐れ>です。夢やゴールに向かうと、その道のりで、いくつもの選択と決断を迫られます。決断とは、ほかの選択肢を断って、一つに決めるということです。

下記はプロジェクトマネジメントの手法を活用しているように感じました。

「星野さん、人に知識を伝える時は、三つの項目を意識すると行動に移しやすくなるようです」「三つの項目ですか…」「そうです、WhyとWhatとHowの三つです。Whyは、理由や根拠や目的を明確にします。Whatは、何が必要か、どんなことが全体を構成しているかが具体的になります。Howは、実際に行動するには、どのようにすればいいかがわかります。この三つの知識が揃うと、人はイメージが湧きやすくなって、行動に繋げやすくなるのです」

「ビリーフを書き変える」として下記にまとめられていました。信念があるとぶれなくてよいと思いますが、一方では、一度決めた信念は変えてはいけないと決めつけ過ぎてはいけないということは、今回得たインサイトだった気がします。

≪目標は、あくまでも目的のための通過点なので、いつでも再設定していい≫
≪目的には最後までこだわる方がいいが、目標はいくつもの選択肢がある≫
≪目標は最後までやり遂げるに越したことはない≫

本の中で示されていた「価値観を知るための言葉リスト」や「行動のスイッチが入る言葉」は前向きな気持ちに変えてくれるような気がしました。
今回は移動中に読みましたが、私の人生のコーチやメンターになってくださる方が見つかれば、本当に幸せだと思います。見つかるまでは、本が私のコーチやメンターとして活躍してくれるのだと思います。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。