マーケターとしてマーケティングには常に興味を持っています。この本も積読本でした。超入門とあるのであまり期待していませんでしたが、とても良い本だと感じました。
この本の主張は下記の文章にまとめられていると思います。マーケティングの王道ですが、テクニック論の前に体系を説明している点が好感を持ちました。
要は環境分析(R)-STP-MMを説明しています。
マーケティングにおける「体系」とは、「環境分析」→「戦略立案」→「施策立案」という「流れ」のことである。
P3 はじめに
ニーズとウォンツの違いを分かりやすく説明していた点もよいと感じました。
あくまでも、ニーズは「状態」を表すものであるということに注意が必要だ。
(中略)
つまり、ウォンツはモノ・サービスという「具体的な対象物」を「欲しい」ということをしめしている
(略)
P18 1章 ニーズの把握
STPについては、文章をしっかり読まないと図を見るだけだと勘違いすると思いました。STPを順にこなせばよいのではなく、行きつ戻りつしながら、差異を生み出す切り口を発見するのがカギになると考えています。よって、一方通行でないという部分は読み落とさないようにする必要があると感じました。
さて、マーケティングはどの職種においても必須の知識だと思うので、学び始めるには良書に出会う必要があると考えます。同書は学び初めにとてもよいと感じました。
以前、マーケティングについて基本を学んだ際のことを思い出しながら、さくさく読みました。