積読本を読みました。Kindle Fireが壊れてしまったので、スマホで読みました。
ビジネスモデルを検討するうえで、下記は一つの切り口として面白いと思いました。マズローの欲求段階説は、高次元の欲求に対するアプローチや、いかに高次欲求にシフトするかという説明をよく見るので、低次欲求に着目している点が面白いと思ったのです。
ストックビジネスの重要な要素「長期的な価値」と合致するのでストックビジネスになりやすく、家を借りる行為や生活必需品を購入する行為などマズローの下層の事業はストックビジネスになりやすいのです。
925/2165 第3講 ストックビジネスを作る 実践編
同書の中に「収益シミュレーター」という内容が出てきますが、中長期的に収益モデルを検討しておくことは、ビジネスに取り組む上で大変重要な要素の一つだと思います。
短期的な狩猟型のビジネスであれば、流行を先取りして短期間に収益を刈り取ることだけを考えればよいと思います。一方でこの本でいうストックビジネスでは、長期的な農耕型のビジネスなので、利益をどう拡大していくかという部分がビジネス継続性のカギを握ると思います。
利益を出してはじめて、次の何かに対する投資の原資が確保できます。狩猟型にせよ、農耕型にせよ、利益が創出できない事業はビジネス価値がないといえると思います。
農耕型の場合は、同書で指摘しているように「チューニング」を行いながら、①新規を増やす、②チャーンレートを抑えるための施策を打っていなかければ、成功しずらいと思います。
前作も読んだのですが、個人的にはこちらの本のほうがわかりやすかったような気がします。まだまだ在宅勤務が続くので、よい息抜きになりました。