営業電話を受けました

今回はビジネスに関する営業電話を受けました。Web上の情報から電話番号を収集し、電話をしてきたものと思われます。

結論から申しますと、私にとっては不要なものでした。そもそも営業電話というものが嫌いなので、電話をしてきた時点でその方の印象はマイナスではじまります。電話をしてきた人にとっては有意義な時間のつもりでしょうが、私の時間を奪っているということに理解が及ばないようです。

私のビジネスの受注状況からすると、はじめにどなたかからのご紹介ということでメールなどで事前連絡があります。そのうえで、必要に応じてウェブ会議や電話、もしくは対面などでお話を伺うというのが主流になっています。

いきなり電話してきて、誰かからの紹介でもなければ、私としては話を聞く必要性が低いと判断しています。紹介であれば、私の実績なり成果なり専門性をみたうえで連絡をしていただけます。私としてもご紹介いただいた方の顔に泥を塗るわけにはいかないため、ベストをつくします。この両輪がよい結果を求めて行動することに双方が合意していることになり、結果として成功確率を高めるものと考えています。
営業電話はこのあたりの理解がないため、一方的な話だけで受注する成功率が著しく低いのだと感じます。

さて、今回の営業電話では「経営者インタビューの申し入れ」ということで話が始まりました。つまり、私に対する取材をさせてほしいというお願いです。国営放送の仕事の流儀や某局の情熱何某の名前を出して、私のことを魅力的に見せてあげるということでした。

コンサルタントは裏方の仕事なので、泥臭い仕事だというのが私の理解です。そんな人間を取材しても、魅力的な記事になるわけがないのです。もちろんビジネスの中身は、ほぼすべて守秘義務があるため表に出すこともありません。まったく記事として成り立たないことがわかると思います。

次に話の展開が変わり、本業はPR会社なので広告費を払って自社をPRしませんか?ということをお話しされていました。私の理解では、自費出版のような形でウェブメディア上に本(取材結果)を出してあげるから原稿とお金をよこせと言っているのだと思いました。

はじめからサービスに魅力がないこと、興味がないことをお伝えていましたが、ブランディングに役立つなどと言いながら話を引き延ばしていました。こんなメディアを誰が見るのだろうという想像もしたことがないのだと思います。というよりも理解できない方が営業として電話をかけてきているのだと感じます。日本語が通じない人とお話しするのは苦労します。

ちなみにこの役に立たないPRのための費用は100~300万円だそうです。紹介ベースで仕事している私にはこの企業のPRの価値が理解できませんが、だまされる方もいらっしゃるのだと考えます。

PRとはターゲット層への働きかけであって、ターゲット層の方々にとって価値のある情報が提供され、その結果として自社のファンを増やすことを目的として行うものです。ムダな広告宣伝費をかけて、ターゲット外の方に駄文を読ませても何の価値もありません。

営業トークとしても学ぶべき点がなく、ムダな時間を過ごしたと感じました。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。