paradoxを体感

からっとした秋空、過ごしやすい気候、といった秋らしさは感じられない今年の秋です。
今回の演習は、通常使っている校舎ではないところで受講しました。
私が学生の時にもあった大教室タイプの長机と堅い椅子も風情があっていいのですが、今回つかったようなゼミで使うような個々の机と多少座りやすい椅子もいいですね。

ITの世界ではエルゴノミクス等と言っていた気がします。人間工学のことだったような。。。
オフィスチェア等でもエルゴノミクスというのかわかりませんが、講義や演習に集中して参加するためにも必要な環境整備なのだと思います。

さて、現在のクールの入れ替わり時期に当たっているようで、変則的な時間割が続いています。
1科目あたり15コマが標準設定なので、1日に2コマずつ進んでいくと最後に1コマあぶれてしまうということになります。
よって、1科目あたりで1日に1コマだけ開講されたり、3コマ開講されたりします。
普段とペースが異なるとなんだか違和感を感じますが、その変化も楽しいものだと思います。

実際の演習では、中小企業の実例に照らしたケースが行われました。
診断士の2次試験で問われたり、大学校のケースで問われるよりも、小規模のケースにはなかなか出会うことがないのでよい経験になりました。
もちろんMBAで使われるような大企業のケースとは、比べ物にならないほど、問われる内容に違いがあります。
そう言えば、ハーバードではケースの問いすら受講者が立てて議論すると聞いたことがあります。
実際のコンサルの場面では、クライアントが問いを出すことはないので、コンサル側が仮説を立てて提案します。ハーバード式の方がより実践的ということなのだと思います。

他との比較はさて置き、問いに対して素直に答えるだけでは満足ではないというパラドクスを感じる指摘を受けました。
診断士の2次試験では、Aですか?と問われればAですと答えなければ、丸がもらえません。
一方、今回のケースでは、Aですか?と問われればAの背景にはBが本質的な課題となっているので、Bに対して解決策を示さなければ、丸がもらえません。
丸をもらうためにケースを解いているわけではありませんが、実際のコンサルの場面ではクライアントの課題が解決され、成果が出ることが私達の存在価値になるので、よい体験ができたと思いました。

もう一つの演習では、ひょんなことから私が考えている世界観を語る場面がありました。
私の頭の中を覗かれる様で少々こっぱずかしかったです。
単純に言うと、コア・コンピタンスとケイパビリティの関係と他者との関係についてです。

楽しみのランチは、いつもと違う校舎の学食にお邪魔しました。
こちらの学食は洋食主体なので、ハンバーグランチ?を食べました。
クラスメイトと他愛もない話をしながら、楽しく過ごしました。

さて、レポートを書きますか。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。