思考のクセ

今回の演習もケースを使用し、分析~提案~プレゼンのセットで行われました。
この演習の面白いところは、外部環境分析においてネット上の情報等をその場で収集し、ケースの分析に役立てる部分です。

私が面白いと思うのは、それぞれのキャリアが異なるクラスメイトが、何を考え、どこから情報を得て、そこから何を読み取るのかという点です。
コンサルタントの一つの存在価値は、第三者視点でクライアント企業を取り巻く環境変化を捉え、その企業が持つ強みといかに掛け合わせるかによって、変化への対応を促すことだと考えています。
その意味では、クライアント企業に関係する外部の情報を効率よく収集、評価・分析する必要があるので、個人間のスキル差や経験の差が出る部分でもあると感じます。
一方では、スキルや経験の差がないことにより、経験のある人からすると思いもよらない情報を提示してくれる部分もあると感じます。その意味では、多様性が多面的な視点を与えてくれるので、素晴らしい機会だと感じました。
当然のことながらプロとして、期日までに最良のアウトプットを出したうえでの話だと考えています。

この人により物事の捉え方が異なっている部分が「思考のクセ」なのだと思います。シナジーを出すためには意識的に各自の「クセ」の部分を活用していくことになると思います。
一方で、私個人だけの場合だと偏った思考になってしまう可能性があります。自らの「思考のクセ」を知っておくと、シックスハット的な手法で弱点を補えそうだと感じます。

さて、夜はクラスメイトと演習でお世話になった先生と一緒に懇親会にでかけました。焼き鳥をつつきながら、将来について語っている姿が素敵に見えたクラスメイト等もいて楽しみました。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。