私の1次試験勉強方法

私の勉強方法です。何かの役に立つのかな?
1次試験の受験勉強に使ったツールを使った勉強方法を書きます。
簡単に言ってしまうと、(a)過去問を解く、(b)解答を読む、(c)間違えた問題の領域をテキストで知識補充する、の3ステップだけです。

(1)テキスト
中小企業診断士 通勤講座」は、Web上で学習することのできるツールですが、私は音声(mp3)をダウンロードして耳から聞く方法で勉強しました。
テキストを読まない代わりに、移動するときに聞きながら勉強できたので便利でした。
問題を解いて、解答を読んでも意味が分からなければ、当該部分をテキストを見て知識補充しました。
他に利用したのはマインドマップです。
これはテキストをマインドマップ形式で綺麗にまとめたもので、少ない枚数で知識を整理することができます。
私は問題を解いて、自分に不足している知識をマインドマップに書き込みを行い、自分専用のテキスト兼ファイナルペーパー?にしました。

私は利用していませんが、(a)Web動画で講義を受ける、(b)Web上でテストを受ける、(c)相談する、等もあるみたいです。

(2)答案練習
「同友館 2016年版過去問完全マスター」がいいところは、分野毎に過去問題が再配置されている点です。
他の過去問集は年度毎に単に冊子になっているだけで、知識定着には向いていないと思います。

学んだ知識を定着させるには、類似分野の問題をまとめて解いた方が効率がいいです。
私は中古屋さんに売るつもりがないので、分野毎に切り分けていつでも持ち運びできるようにして使いました。
移動時や休み時間等の隙間時間に1,2問解いていくことができます。
2017年版 過去問完全マスター 1 経済学・経済政策
2017年版 過去問完全マスター 2 財務・会計
2017年版 過去問完全マスター 3 企業経営理論
2017年版 過去問完全マスター 4 運営管理
2017年版 過去問完全マスター 5 経営法務
2017年版 過去問完全マスター 6 経営情報システム
2017年版 過去問完全マスター 7 中小企業経営・政策

私のとった勉強スタイルは、(a)過去問を解く、(b)採点する、(c)間違えた問題の知識を補う、(d)時間をおいて間違えた問題を解く、という手順です。
(a)過去問を解く際には、設問の横に印をつけて問題の印象を表現していました。○:知識で解いた、△:勘で解いた、×:わからない
 ※実際の試験の際にも、同じルールで印をつけて、試験時間が終わるまで見直しに利用しました。
(b)採点する際は、全ての解説文に目を通していました。
(c)間違えた問題の知識を補うの際は、問題を解いた際の△、×の印があるものも間違えた問題とみなして知識補充をしました。
(d)時間をおいて間違えた問題を解くは、7科目もあるので1週終わらせて戻ってくると、初見の問題のように解くことができます。

(3)勘を養う
中小企業診断士 1次公開模試」を利用しました。これは模試の受験者数が一番多いと思ったためです。
模試受験の目的は、試験の雰囲気と時間感覚を思い出すことと、最近の傾向に対応した問題を知るためです。
得点はどうでもよく、受験後に答案練習と同じように活用しました。

受験機関が作成する問題なので、プロが分析した想定問題になっていると思います。
プロが分析した想定問題を安く使えるという点がよい部分だと思います。
社会人にとって時間が一番大切だと思うので、プロの頭を買う(時間を買う)感覚が必要だと思います。

以上が私の勉強方法です。これで独学でも合格できました。

因みにネット上では、中小企業白書を読む、施策利用ガイドを読む、テキストとセットの問題集を解く、ノートを作成する、等が書かれていますが、私はどれもしていません。
どうしても白書を読みたいなら、グラフ内に書かれているコメントだけを流し読めば十分だと思います。
ガイドで施策を調べるのは、4点を取るための時間として費用対効果が薄いと思います。模試で取り上げられた施策だけをキャッチアップしていればよいと思います。

白書もガイドも実力者が得点アップのために利用するツールだと思います。
60点を取ればよい試験なのですから、社会人にとって高得点は狙う必要のない領域だと思います。

テキスト付属の問題集ですが、過去問を解いて、テキストで知識を補充して、という風に時間を使うことで手一杯のはずです。時間的に使わないかもしれない問題集を買うのは、コスト的にも無駄だと思います。
また、ノートを作成するのは学生さんに任せましょう。社会人はノートを作成する時間が無駄ですし、作ったところで自己満足で終わると思います。テキストやマインドマップ等に直接書き込みを行う方が効率的です。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。