どこかに提示したり、誰かに見せたことは一度もないのですが、ITコーディネータ協会から本年度の認定カードが届きました。
運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、印鑑証明、などなど今まで多くのカード類を受け取ってきました。私自身、中小企業診断士の資格を有しているので診断士用のカードも持っています。PMPの資格については、数年前からカードが廃止になりWeb上で資格を示すようになったので一つは減りました。しかしながら、ITコーディネータ協会から認定証が届いたので、総量はなかなか減りません。
さらに言うと、クレジットカード、交通系ICカードなどもあるため、すべてを持ち歩くことは現実的ではありません。もともとあまり保有していませんがポイントカード類は、スマホのアプリに移行しつつあり徐々に減っていると感じています。個別のアプリをインストールさせようとするのは、鬱陶しいだけでエンゲージメントが低下するという新たな問題を増やしました。
安全なクラウドの仕組みがあり、何らかの形で個人認証すると、特定期間だけ開示範囲を限定許可した保有資格や個人情報が共有できるようになると、上記に記載したカード類は廃止できると考えます。これが情報銀行に預け、情報を運用する仕組みなのだと感じます。
これらは近未来に実現しそうにはありません。企業・組織の縄張り争いや、現物がないと安心できないという消費者側の意識というものが短期間に変化するとは考えにくいためです。
コロナなどの感染症に感染するリスクや感染させるリスクよりも、対面のコミュニケーションを重視する方が一定数いることからもわかるように、人間は変化に弱いものなのだと感じます。外圧によっても変化できないのが人間だと捉えて、どのように行動変化を促すのかはマーケターとしての腕の見せ所だと感じました。