e-kaisha研究会に参加しました

今回のテーマは、「中小企業向けのDX推進指標と推進STEPを考える」でした。本業では大企業向けのDXに関わっているので、中小企業向けDXということで興味を持ちました。

アンゾフマトリクスのように、進め方というか、お作法はある程度あると感じました。DX≠IT化だと考えているので、IT導入から入るというパターンは意味がないと考えていましたが、まったく手つかずの中小企業であればDXに向けたステップの一環でIT導入から入るパターンもあり得るのだと学びました。

IT導入から入った場合は、他との差異がなくなると思うので、いかに差異を守るのかや考えるのかが肝だと感じます。どの企業も同様のITツールを使用し、同じような業務プロセスを経由するのでしたら、バリューチェーン上の優位性が失われてしまうと考えるためです。自社のバリューを生み出している部分をさらに強化するIT導入や、使いこなすためのIT導入でなければ、やはり意味がないと考えます。

ここまで考えると、企業変革やビジネスモデル変革を目的にDX化を指向するので、やはり新しい領域にチャレンジすることにこそ意味があると考えます。環境変化のなかで既存事業がシュリンクすることがわかっているなかで、そこを守ることを考えるよりも、既存事業から収益が得られている状況を活かして、新しい領域に投資していくことが、結局は生き残りのカギになるのだと考えます。

次回も楽しみに参加したいと思います。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。