IPAから「IT人材白書2020」が届きました

結構前にIPAからアンケート回答が要望されていたため回答していました。そのお土産として「IT人材白書2020」の冊子が送られてきました。

概ねの内容はPDFで公開されていたものを以前確認した記憶があるのである程度把握しているつもりです。概要がPDFで公開されており、それを見ただけかもしれません。今回の冊子はまだ読んでいませんが、表紙を見る限りDXの加速がポイントとして書かれているようです。

海外の先進的な国では「DX」という単語自体が、既に死後化しており当たり前のこととして受け入れられているという話をよく聞きます。わが国では、「DXを加速」とあるのでまだまだスタート期にあるということだと感じます。

個人的に感じている課題は、IT人材の偏在にあるのではなく、トップマネジメントの意識と責任感のなさにあると考えています。DXをIT担当者に丸投げしているだけで自ら推進する責任を回避し、経営やビジネスモデルを変革するためにITを活用するという意識が低いため、DXとIT導入の違いがわからずIT投資や人材採用・育成への投資に消極的なのだと感じます。

わが国では、IT人材がSIを中心とするITベンダーに偏在しており、ユーザー企業には少数なので、IT担当者に丸投げしても何の変革も実現できないと考えます。また、「守りのIT」などと表現されますが、コストダウンや生産性向上のための既存設備の維持・改修にお金を重点配分しているので、「攻めのIT」に使うお金がないのだと感じます。

わが国でDXにより企業やビジネスモデルを変革していくためには、①トップマネジメントが率先してDXプロジェクトを推進すること、②ミドルアップ/ダウンを適切に実施できる現場を熟知しており、周囲を巻き込みながら人を動かせるスター人材をリーダーに据えること、③攻めのIT投資のための予算を確保・配分すること、などが必要になると考えます。そのうえでIT人材は戦術の遂行者として活用することが、実現可能性を高めるために必要になると考えます。このようにすることでユーザー企業は、社外のSIerのIT人材であっても、推進のコマや歯車として有効活用できると考えます。

積読本がどんどん積みあがっていっていますが、来週の連休を有効活用したいと思っています。

[広告]

投稿者: admin

地方に生まれ、地方で育ち、地方でITエンジニアやプロマネとして働いていた田舎者です。数年前に首都圏に転勤しマーケターとして働いていました。現在は経営コンサルタントとして活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA