バリュー・プロポジション・デザイン

ここ数日に続きデザイン思考に関連して読み返した本を紹介しようと思います。
私が「インサイト」を知るツールを探していた際に読んだ本になります。
マーケティングの世界では、ずいぶん前からインサイトという言葉が使われているのですが、日本語の「洞察」と訳されている言葉ではなかなか腹落ちしません。

さて、この本では「ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書」での、価値提案と顧客セグメントにフォーカスをあてた本になっています。

『バリュー・プロポジション・デザイン』の核心は、顧客の求める価値提案の面倒な探索に『ツール』を取り入れ、探索後にも価値提案と顧客の求めることとの方向性を一致させることです。
『バリュー・プロポジション・デザイン』は、顧客の求めるものを反復的にデザインし検証するための、「バリュー・プロポジションキャンバス」の使い方を皆さんに紹介します。バリュー・プロポジション・デザインとは、価値提案を顧客に合わせて進化させ続ける、終わりのないプロセスです。

特に好きだったのは、顧客インサイトを手に入れる6つのテクニックのあたりですね。
また、多面的なフィードバックを得るための手法として「6つの帽子」が出てくるのですが、以前学んだ大学院では議論で適切な活用ができなかったので、先にこの本で学んだうえで活用していたら違った結論が得られた気がしました。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。