よく「中小企業診断士の1次試験の模擬試験は受けた方がいいのか?」と聞かれます。
私は「どちらでもいい」と答えます。
その理由は、受験生一人ひとり状況が違うためです。
はじめて受験する方や、数年ぶりに受験を再開する方は、2日間で7科目の試験を受けるという環境を体験できるので、受験する価値が高いと私は考えます。
複数年受験している方は、本番の雰囲気も状況もわかっているので、模擬試験を受験する価値は低いと考えます。
受験するのであれば、「会場受験」で
- 受験前日の準備
- 受験当日の受験会場到着までのプロセス確認
- 試験開始までのプロセス確認
- 試験開始から終了までのプロセス確認
- 休み時間のプロセス確認
- お昼休みのプロセス確認
- 1日目終了後の2日目の準備
- 2日間の受験後の復習
等の本番を想定した「確認」をすることに意味があると思います。
受験会場では、思った以上にトイレが混雑することや、受験する机や椅子が想像以上に使いずらいことや、貧乏ゆすりや変な癖のある受験者の存在、嫌な臭いを漂わせる方の存在、試験途中で退席する方や遅刻して席に着く方の存在、等を疑似体験することができます。
通常の学習では、問題を解いていても、わからない箇所があるとテキストを確認してみたり、計算機を使って楽をしてみたりしますが、模擬試験ではこれらの行為はできないので良い体験ができます。
自宅受験をするのであれば、お金の無駄になると思います。
試験問題や正答率自体には私はあまり価値がないと考えています。
模擬試験では0点だったとしても構いません。
結局は本番の試験で合格水準以上の得点を獲得することができるかだけが問われていますから。
私は「暗記」が大の苦手ですので、暗記科目の知識確認と毎年ルールが変わる政策の覚えるべきポイントを確認するために「解答集」を使った復習に活用しました。
下記には、公開模試を例年実施しているところの情報を記載しておきます。
現時点では最新の情報でないところも、そのうち最新の情報に更新してくると思います。
- TAC「1次公開模試」 <--- 受験者数が一番多いと思います
- LEC「1次ステップアップ全国模試」
- 大原「1次公開模擬試験」
- 日本マンパワー「公開模擬試験」
- TBC「1次公開模擬試験」 <--- 自宅受験のみ?
- クレアール「1次公開模擬試験」
- 通勤講座「通勤模試」 <--- 自宅受験のみ?
- ユーキャン「全国統一直前模擬試験」