前作「無敗営業」に引き続き知人に紹介されていた本を読み終えました。なかなか時間が取れず、読み進みませんでした。こちらはチームで勝つための方策について書かれた本になります。
本書では、はじめに伝えたいことが明確に示されており、読む際の参考になりました。PREP法のように結論から示していると、初見でも理解しやすくなります。
本書であなたにお伝えしたいのは、強い営業チームを作るために、誰もが実践でき、効果の手応えを得られる具体的な方法です。それはすなわち、「①勝ちパターン→②活動実態の見える化→③人が育つ仕組み→④コミュニケーションバランス」の順番でそろえていくということです。
212/2620 第1章 強い営業チームに欠かせない4つのキーワード
章ごとにアクションリストが示されているのもうれしいポイントだと感じます。
事業トップ、チームリーダー、メンバー、企画チームのそれぞれの観点でアクアションアイテムが示されています。
マネジャーとメンバーの立場の違いからズレが生じていることを端的に示している部分が参考になりました。メンバーとしては、やれやれ言われることや、数字だけを詰められることがやる気を失わせるということだと考えます。当たり前のことですが、上位戦略との整合性やつながり、自分事化するためのつなぎをマネジャーに求めているのだと考えます。
●マネジャーは、メンバーの目標達成意識に大きな問題意識を抱えているが、メンバーからすると、ビジョンや方向性、着地予想が見えないことを問題だと感じている
1029/2620 第4章 活動プロセスの実態は「フェーズ」と「行動の量・質」で見る
●メンバーの報告からは、見たいものが見えず、多くのマネージャーが「メンバーへの介入やフォローができていない」ことに問題意識を抱えている
この本は営業にフォーカスがあたっていますが、役割や機能でとらえると、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス、カスタマーサポートの仕事を行っている人には参考になる内容だと考えます。