積読本からタイトルを見て読みました。「コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル」はライトな感覚で読める本だと思っていました。
個人的にはかなりお気に入りの本でした。
気に入っている点は、経験を多く持ったコンサルタントが若手に対して求めていることが示されている点です。
自らを振り返ると、若手のころにベテランが求めていることや言っていることを理解できていなかったと思い出せました。現在でいうと、ベテランとしての私が無意識に若手メンバーに対して求めていることが言語化されており、うまく伝えるために使えそうだと感じた部分などが気に入っています。
現在は事業会社にいますが、メンバーに求めることは無意識のうちに、コンサル会社にいた時と同じ感覚でアウトプットを求めていることに気がつくことができました。
下記などはまさに若手メンバーに知ってほしいところだと感じます。
コンサルタントはそれぞれ強みとなる専門性を持ち、クライアントに価値提供を行っているが、多くの場合、クライアントが期待していることは専門的知識や提案だけではない。プロジェクトという単位に切り出された特定の検討テーマについて、圧倒的なスピードで議論をリードしてくれることが期待値に含まれているのだ。
P27 いわゆる”コンサルタント”のイメージ
下記は私が若手メンバーに求めていることだと気づきました。
いちいち他人から褒められなければ仕事のやる気が出せないのであれば、プロを名乗る資格はない。プロは自分で考え、自分で行動するものだ。
P182 自分の折れないラインを持つことが大事
マイクロマネジメントだと思われないように、先に私の考え方はこの本に書いてあると伝えられると、ムダなやり取りが減り、収益に貢献しやすくなると考えます。また、目を通してみたいと思う本でした。