1次試験と違い、2次試験は本番試験の解答が公開されません。
ですから2次試験の模擬試験を私は「受験する価値がある」と思っています。
その理由は、受験プロセスを確立できたかを確認する必要があるためです。
受験する場合は、「会場受験」で
- 受験前日の準備
- 受験当日の受験会場到着までのプロセス確認
- 試験開始までのプロセス確認
- 試験開始から終了までのプロセス確認
- 休み時間のプロセス確認
- お昼休みのプロセス確認
- 受験後の復習(再現答案作成も含む)
等の本番を想定した受験生それぞれの受験プロセスについて「確認」をすることに意味があると思います。
受験会場では1次試験同様に、思った以上にトイレが混雑することや、受験する机や椅子が想像以上に使いずらいことや、貧乏ゆすりや変な癖のある受験者の存在、嫌な臭いを漂わせる方の存在、試験途中で退席する方や遅刻して席に着く方の存在、等を疑似体験することができます。
更に2次試験に限っては、クジャクのように色々なペンを指の間に挟んでいる方の存在、計算機を激しく連打する方の存在、問題用紙を分解してメモを作成するバリエーションの違いに気づく、等様々なことを疑似体験できます。
これも1次試験の公開模試同様に自宅受験をするのであれば、上記の体験ができないのでお金の無駄になると思います。
試験問題や後に返送される解答用紙には私はあまり価値がないと考えています。
模擬試験では自分のプロセスが確立できたかを確認できればよいと思います。
自分のプロセスに対して、実際どれができて、どれができなかったのか、どれが有効で、どれが無効だったのかを体験を通じて、改善できれば良いと思います。
私自身の経験では、再現答案を作ることができなかったことが驚きでした。
問題用紙に解答の方向性やキーワードは書き残してありますし、何を解答用紙に書いたかは覚えているのですが、「ふぞろい・・・」のように解答を再現することは難しいことを認識することができました。
私はMMCとTACの2次模試を受験したことがあります。
MMCは受験後日に講師から対面でフィードバックを受けることができ、その場で質問もできるので私は受験した価値を感じることができました。
TACは私の解答プロセスと異なるため、解答例を読んでも納得感を得られなかったので受験した価値を感じることができませんでした。
受験生それぞれのプロセスがあると思います。自分にとって価値を感じることができるかで選ぶとよいと思います。
下記には、公開模試を例年実施しているところの情報を記載しておきます。
現時点では最新の情報でないところも、そのうち最新の情報に更新してくると思います。