自分で書ける「小規模事業者持続化補助金」の「経営計画」

小規模事業者が自分で補助金の申請書を書きたくなる本でした。
前作に続いた2作目でした。

小規模事業者の経営者が、自らの経営状況を振り返り、何の目的で補助金を得ようとしているのかを考える内容になっています。

「小規模企業振興基本法」の目的の説明は再認識する意味で有効でした。

小さな会社のこれからの経営のポイントが明確に示されています。それは、①顧客のニーズに応じた財・サービスの提供ができているか。②需要が変化したり減少したりしていないか。③潜在的な需要を掘り起こすためにビジネスモデルをどのように再構築したらよいか。の3つです。ビジネスモデルとは、「だれに(顧客)、何を(製品/サービス)、どのように(提供方法、価格、販路、広告宣伝)」というビジネスのあり方のことです。そして、①から③を考えるために、「経営計画」の作成が重要であると国は考えています。『小規模企業白書』には、次のように書いてあります。

コンサルタントとして支援することは当然ですが、そもそも経営者としてビジョンを描く部分だけは代行することができません。
その意味で何を、いつまでの、どうしたいかを考えてもらうのによいのではないかと感じました。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。