積読本を読んでみました。読みやすく2時間ほどで読み終えました。
興味を持ったのは、幸福学の前野先生の考え等と近い点です。幸福の定義は不明確だと感じますが、同じようなポイントがでてくるということは、何かあるということだと思います。
流行りのティール組織に触れられていたりするところから感じるのは、過去の報酬から満足度にテーマが移ってきたように、満足度から次のテーマの一つが幸福感というのがあるためだと感じます。
「努力→成功→幸せ」というのはもはや古い考え方で、「幸せ→努力→成功」である、という見方の方がより科学的であるのです。
Purpose・行動指針・Visionの関係の図はわかりやすかったです。
下記の「仕事における幸せ」を形作る要素も参考になりました。
Purpose(パーパス=存在意義)
Authenticity(オーセンティシティ=自分らしさ)
Relationshiip(リレーションシップ=関係性)
Wellness(ウェルネス=心身の健康)
下記は、本当にその通りだと思います。だからこそ、未来の方向を見て、行動することを重視しなければならないのだと考えます。
不幸せな人は部分に注目するんです。あれが不満だ、これが不満だと言って、小さなマイナス要素が気になってしまう。
Beingに目を向けようというのは、とても素晴らしいことだと感じます。Doingだけではやらされ感だけが前面に出てしまう気がします。
会社として、そしてビジネスパーソンとして、どうやって売上や利益を上げていくのかを考えるのは当たり前のことです。でも、何をするか(Doing)だけではなく、どうあるのか(Being)にも、もっと目を向けるべきだと感じています。私たちはヒューマン・ビーイング(humanbeing)なのですから。
後半の「CHOの具体的な仕事」は、興味を持って読みました。
気分転換に良い本でした。