週末は色々と予定があり、ようやく先日参加した商店街診断のレポートを提出しました。
今回のレポートは、前回との比較を中心に作成しました。理由は、コロナ前後で商店街の置かれている状況がどのように変化したかを比較することに意味があると考えたためです。
昨年は、インバウンドや広域で集客できていた商店街であったのに対し、今年は、近隣客を取り込んだ店舗とそうでない店舗の差が激しくなった商店街という違いがあったように感じました。
どんなに素晴らしい経営計画を立て、実行していたとしても、外部環境は自らの力ではコントロールできないという事例だと思います。
コントロールできないから諦めるのではなく、Plan Bやコンティンジェンシープランを用意していたのであればそれを実行すべきでしょうし、用意していなかったのであれば素早く変化に対応することが求められてきた2020年だと感じます。
一方で、上記の計画や変化への対応力は、結局「変化に対応できる人材」がそろっているかにかかっていると考えます。
経営者のトップダウンで乗り切れるのでしたら、それで問題ありません。従業員の力や外部の力を借りる必要があるのであれば、これまで積み上げてきた信頼・信用などの蓄積が機能する時期なのだと考えます。
BCPなどの大掛かりな準備ではなく、共に働くパートナーと良い関係を築いてきていたという日頃の差が、変化の激しい時代であっても変わらず機能する仕組みだと感じます。