今回はいつもと異なる地域で開催されました。私は最近よく訪れる地域の近くだったので、なんとなく土地勘があり迷子にならずに済みました。
今回は「BIGモーター事件に見る日本の保険代理店」についてでした。以前勤めていたIT系の会社でも接点があったように思います。興味深いテーマでした。
私自身はこの会社と直接の接点はなかったと記憶していますが、業界慣行というか、風習というのはよくわかっているつもりです。また、損保側とは直接接点を持っていたので、こちらの慣行や風習もよくわかっているつもりです。
法律によって慣行が守られているのでしょうが、新車ディーラー、中古車販売店、整備工場、鈑金工場といった保険代理店経由で、保険契約を取るというのが標準になっていると思います。ネット上でニーズに応じた保険を選択でき、直接申込できるようになれば保険代理店を経由せず、保険を契約することができます。
このように考えると消費者に利便性を認めないのは、何か既得権益があるからということだと思います。こういった大きな事件や外圧がないと慣行を変えられないのでしょうから、よい機会として直販ベースに変わるとよいと考えます。
代理店については、小売業でいうところの卸の中抜きがいわれた時と同じように、付加価値をつけることが求められているのだと思います。複数の保険の種類から消費者にとって最適なものを選んで、手続きを代行するなどが付加価値になると考えます。
本当は5,000万円以上位で金融サービス全体を維持・管理してくれるプライベートバンカーがいればよいのだと考えます。現状のプライベートバンカーは5億円以上だったと記憶しています。ここはデジタル化によるテックタッチが求められるということなのだと理解しました。